IB山岳部 活動ファイル 2

中央アルプス 駒ケ岳

2008年6月14日(土)

IB山岳部設立以来の本格的な活動の目標は、
中央アルプスの最高峰駒ケ岳をセッティング。
富士山などの経験主もいるが、
登山についてはそれほど知識は多くなく
とにかく中央アルプスの最高峰の達成感を味わおうとのこと。
そして既に6月中旬なので
千畳敷カールでは、緑が一杯の中、花が点在と想像しながら出発。

さすがにこのような風景とは...


2008年6月14日(土)の宝剣岳

梅雨の期間中なので、天気次第で計画を延期しようかと
思いながら、結局快晴。
予定通り飯田線の駒ヶ根駅で電車降りて、
改札口を出ると、出迎えられるように
少女3人の塑像があった。

駒ヶ根駅広場にある少女3人の塑像

駅前よりロープウェイ乗場「しらび平」行きバス乗車。
(約50分、1,000円)
山道に入ってから30分、途中の森、滝を眺めながら、
標高1,661mの終点に着く。

ロープウェイ乗場のしらび平

ロープウェイが全長2,127m
(7分、往復2,200円)
終点は標高2,611mの千畳敷ガール。

千畳敷ガールの雪原

千畳敷ガールの奇麗な緑と点在の花を憧れてここまで来たが、
このような風景は想像もしてなかった。
山についての知識不足は明らかで、
山岳部もこれから山を甘く見ることはいけないと自戒

山頂には雪がいっばいです。寒いなあ!

半年近く雪に圧迫される白樺、
力の強さを示していると同時に、
雪山の厳しさも物語っている。
来月の7月半ばには緑は飾れるでしょうか。

怪我だらけだが、寒雪に負けなかった! 何とか雪から出られた!
さすがの松、低くて細くって、でもその力強さは十分。

宝剣岳直下の雪原も春を認めざる得なかった

これもしっかりした春緑ではないか

雪山の様子、初めて目の前、
雪を超えれば大丈夫だろうと挑戦心一杯、
山岳の先輩に忠告されて諦めた。
でもあそこまで行きましょうと...

宝剣岳直下

何回かの休息をして、ついに到着、
相当高くまで来たなあ、一番高く登ったところから

ホテル千畳敷を見下ろす

帰途に辿る登山客

この雪原を超えることは諦めたが、
この奇抜な山岳を取って置こうと思い

千畳敷で雪原、宝剣岳の奇抜、駒ケ岳の雄姿
を満喫してからロープウエーで帰った

新緑がまだがまんしているようだが
標高が下がると、これもしっかりした初夏の風景
しらび平駅周辺で高山植物も一杯発見

「日暮らす滝」で野生サルと遭遇、
危険と思われて威嚇された一幕もあった。
目で確認されたのは10匹くらいで、100匹以上がそこで生息していると想像できる

日暮らす滝

高所からの雪解け水

一日の駒ケ岳の旅、
こんなに色々と遭遇して感動されるのは、
本当に想像もしなかった。
山というもの、岳というもの、
本当に不思議一杯で、
我々山岳部もこれから知識を補給しながら、
チャレンジしていきたい。
さよなら、駒ケ岳...

日暮らす滝から見えた 駒ケ岳

 

帰途、我が山岳部の詩人がこのような発表があった:

登駒岳
人間六月日炎炎,
宝剣峰下雪皚皚。
通天覧車扶直上,
春夏秋冬一日還。

IB山岳部 活動ファイル 2


©infobridge.jp 株式会社インフォブリッジ